実践講座受講生の声
本講座受講生から頂いたメッセージをご紹介いたします。
2025年冬の講座(初級コース)を終えて/Mさん⇨受講後、本校講師として勤務
•実践講座に参加した理由
受講前は、日本語教師養成講座420時間を修了していたものの、教える自信が持てず、仕事を得ることに消極的になっておりました。そのため、日本語学校で教師用に実践講座を行なっておられると知り、とにかく学びたい、日本語学校を知りたいと思い申し込みました。
•本講座で一番勉強になったことはなんですか。具体的にお答えください。
講座中、どの先生も、授業のアイディアや進め方などを惜しみなく見せて指導くださったことです。模擬授業や教案などの指導をいただけたことに加え、て、先生方が受講生の作った教案をもとに授業を展開してくださったので、わかりやすい授業や未熟な授業、改善をするとどう変化するのか、など違いを感じながら学べました。
また、毎回多項目にわたるフィードバックを送ってくださいました。受講時は必死すぎて頭が真っ白になる時間があり、授業を振り返ることができありがたかったです。
•もっと教えてほしかった / 知りたかった部分はどこですか。
もう少し知りたかったこと→板書のルール作り
良い授業、目指す授業とは(学習者から見て/学校側から見て)
•講座の科目以外に学びたかった科目はありますか。
漢字指導など、項目ごとに講座を開かれることがあれば受講したいです。
•その他、ご感想・ご意見をご自由にお書きください。
10回のコースでしたが、克服が難しいことがらが続いた時に、コースの内容を変更してくださいました。受講生一人一人に対して真摯に向き合ってくださり、本当にありがたかったです。
また勉強させていただきたいです。
2024年春の講座(初級コース)を終えて/Nさん⇨受講後、本校講師として勤務
セカンドキャリアとして日本語教師に興味を持ち、日本語教育能力検定試験にチャレンジし合格しました。前職退職後、いざ日本語教師の職探しを始めたところ、「認定試験には合格したけれど、どうやって教えるの?」という壁にぶち当たりました。確かに、認定試験の勉強では、カリキュラムや教案の作り方、授業の構成など、一連の流れは勉強しますが、それはあくまでテキストを読むだけの勉強であり、具体的なイメージは全くなかったのです。そんな状態ではさすがに日本語学校の求人に応募する勇気が出ず、途方に暮れながらウェブサイトをいろいろ眺めていたところ、この実践講座の存在を知り、受講することを決めました。 講座では、教案や板書計画の作り方、「みんなの日本語」を基本とした文型導入の方法を徹底的に教えていただきました。初めは、導入って?板書計画って?の状態でしたが、徐々に理解が深まり、講座後半では、自分なりの教案や板書計画、文型導入のスタイルを、なんとなく確立できるようになったと思います(もちろんまだ初心者の域を超えませんが)。講座の中盤では、実際の授業を見学させていただき、1日の授業(4コマ)イメージがつくようになりました。また、毎回学校オリジナルのチェックシートで、先生からのフィードバックをもらうことができ、それにより自分の弱点や強化ポイントが可視化され、とても参考になりました。 10回という限られた回数のため、日本語授業で一番重要な文型導入に重点をおいた講座構成になっていますが、実際の初級授業では、それに加え、漢字練習やフラッシュカードを使った単語練習、ディクテーションなどもしなければなりません。それらについても流れは教えていただきましたが、欲を言うならば、一度だけでも一通り模擬を行う機会があれば、本番への不安が少し減ったかもしれません。 最後に、2時間という枠を毎回大幅に超えてまで教えていただいた先生方に感謝いたします。ありがとうございました。
2024年春の講座(初級コース)を終えて/Nさん⇨受講後、本校講師として勤務
日本語教師として働きたいと学校を探していましたが、一度も教壇に立ったことのない私にとっては、多くの日本語学校の採用試験にある模擬授業が、とてもハードルが高いものに感じられました。途方に暮れていたところ、この実践講座を知ることができました。 初級の講座では、導入例文を考える際のポイントや、板書の仕方、話し方、立ち方、どうやって学生の発話を引き出すと良いかなど、たくさんのことを細やかに指導して頂き、とても有意義でした。 週に一度の受講日ごとに、教案と板書計画を作成するのは楽ではありませんでしたが、毎回多くの事を学べるということが、続けるうえでのモチベーションとなりました。 授業後には丁寧なフィードバックを頂け、自分の未熟さに落ち込むこともありましたが、気付けていなかったことに気付ける良い機会になりました。 実践講座を受けたことで、日本語教師としてスタートすることができ、指導して下さった先生方には大変感謝しています。
2023年春の講座(初級コース)を終えて/Nさん⇨受講後、本校講師として勤務
初級コース(全6回)を受講させていただきました。
3ヶ月の講座を終えて / Hさん ⇒ 受講後、本校講師として現在も勤務
日本語教師としての第一歩を踏み出したものの、養成講座で学んだことだけでは実際の授業に対処しきれず悩んでいました。そんな時この実践講座を知り、受講することにしました。毎回課題と実習があるので、それをこなしていくのは大変でしたが、学ぶことの多いとても充実した3ヶ月でした。この実践講座は420時間の養成講座と違い、実際に授業をする上で必要なポイントをベテランの先生方から教えていただけるので、授業は毎回緊張感に満ちていました。受講生も、真剣に日本語教師になりたい、もっと上手な授業をしたい、と思う人達ばかりでしたので、先生からのアドバイスは、たとえ他の受講生に向けられたものでも皆必死に耳を傾けていました。また、先生方はどんな質問にも快く答えて下さり、そのおかげで私の中で膨れ上がっていた授業に対する疑問や不安を解消していくことができました。それに実習では、改善しなければならない
ところやポイントになるところをハッキリ言って下さったので、「次はもっと分かりやすい説明ができるようにがんばろう」とモチベーションが上がっていきました。1つの課題に対して1回の実習で終わるのではなく、先生からのフィードバックを受けて改善し、再度実習をすることができた
ところが良かったです。
「良い教師とは学生の勉強の負担を軽くしてあげられる教師」という言葉はとても印象的でした。板書計画やたくさんの例文を考えることの大切さなどを学ぶにつれ、日本語教師に必要な要素がわかってきました。この講座の先生方にはとても感謝しています。ここで学んだことを糧に日本語教師として目標に近づいていきたいと思います。
3ヶ月の講座を終えて / Dさん ⇒ 受講後、本校講師として現在も勤務
日本語教師としてはじめて現場に立つ前に、一番不安に思っていたことは、4コマ連続の授業構成をどうしたらいいか、ということでした。
養成専門学校を出ましたが、その学校では演習時間は10分であり、ひとコマすべての演習は1~2回でしたので、4コマ全体をつかむ感覚というものがどうしてもわかりませんでした。 それはちょうど、象みたいな動物が目の前に立っていて、大きすぎるため足の一部分や耳の先の部分を見て、これは象かなあと想像しながら絵を描いている、そんな感じでした。
その不安を軽くできたのがこの講座でした。実際の4コマ授業に即した全体を俯瞰した教案を考え、模擬授業を行い、フィードバックしてまた教案を練りなおす、これを何度か繰り返し、実際の授業を行い、さらに改善点を考えていく。 これをじっくりやることで、象の全体が見え、そして、自分の描いた絵がどこがおかしくて、バランスも悪いか、少しずつ見えてきました。
経験豊富な先生方に、教案の内容だけでなく自分ではなかなか気がつかない話し方のくせ、話すスピード、声の大きさ、表情にいたるまで細かくチェックしていただくことができ、いいところはいい、改善すべき点は具体的にどのように改善すべきか、本当にていねいに指導していただきました。 授業内容についても、初、中、上級別の教科書の指導の仕方、読解、聴解、語彙導入、漢字、練習問題などの具体的な進め方やポイントだけでなく、生徒への接し方、生徒が今どう思って授業を聞いているか、など授業に関するあらゆる部分について、学習することができました。
講座も最後に近づいた頃には、自分の描いている象がどんな表情をしていて、どんなぬくもりがあり、描いている自分をどんな風に見ているのか、というところまで視野が広がったように思いました。 この講座をとおして、自分の足らない部分がどんなところなのか、ひとつひとつが はっきりと見えてきました。
今は毎回の授業でひとつずつ目標をつくり、実行している日々です。例えば授業の進め方です。ひとコマの中で、話し方のスピードや大きさを変えて、学生の神経のスイッチを切り替える、導入を簡潔にできるよう案を練る、学生が 板書を写すタイミングを考える、・・・・。
すぐにできることなど何一つ私にはありません。毎回の授業後「ああ、今日これをできなかった。」と落ち込む日々が続きます。講座で教えていただいたことは、それだけ経験を積んでカラダに覚えさせ慣れさせていかないといけないことばかりなのだと思います。
3ヶ月を終えて思うのは、一言で言えばこの講座は日本語教師になるためのショートカットだと思います。 教師となって数年かかっても体得できるかどうかの内容を、ベテランの先生方がおしげもなく種明ししてくださり、目から鱗が落ちる思いを何度も経験しました。
習得できるまではまだまだ時間がかかりますが、知っていてできるようになるよう努力するのと、なにができないのかがわからないのとでは、大きなちがいがあります。 まだまだこれからさまざまな知識の引き出しを増やしていかねばと思います。そして毎回の授業を練り込んでいく、妥協しない姿勢を保つことを心がけたいと思います。そしてそれらを通して、血の通った学生との間に信頼関係が結べる教師になりたいと思います。
決意が新たになったのもこの講座を通してです。 教師のキャリアをすでにスタートしていらっしゃる方にとっても、自分のやり方がこれでいいのかを客観的に見る機会になるのではないでしょうか。
最後になりましたが、本当に実のある授業を受けることができ、ありがたいと思っています。ご指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。
実践講座を終えて / Fさん ⇒ 受講後、本校講師として現在も勤務
とうとう、13回にわたる実践講座が終了しました。初級から始まり、中級、上級、そして入試対策と短期間ですが、非常に中身の濃い3ヶ月でした。
今、改めてノートを見ると、それぞれの段階に応じたコメントがぎっしりで、なんとポイントをついた指導があったんだろうと思い知らされます。 模擬ごとにフィードバックがあり、改善しようと努力を重ねつつ、どうしても同じ過ちを繰り返してしまう中、毎回講座が終了する時には、目からうろこ!!こうすればよかったのか!と出口からの光が見える!そんな日々でした。
中級、上級の模擬では、在学中の学生の前で授業をすることで、普段その学生たちを知っている先生ならではのコメントをいただき、明確な指示の大切さ、文型、語彙導入、読解等のポイントを学びました。 自分が理想とする”日本語教師”への道は、なんて遠いのだろうと思います。
ただ、養成講座を終えた時には漠然としていた像が、この実践講座を通して、少しずつですが、形が見えてきた気がします。 これからも、暗中模索しながら、がんばって行きたいと思います。先生、ありがとうございました。
講座が終わって / Mさん ⇒ 受講後、本校講師として現在も勤務
この講座は、420時間の養成講座では不足していた実践にポイントが置かれていたので、すごく役に立つことが多かったと思います。
初級は実際の授業=実習という形でやることによって、自分の悪い癖や改良すべき点がハッキリと分かりました。
実際に教えながらフィードバックをいただいて、それをダイレクトに次の授業から活かすことができたので、とても効果的でした。 実習の前の模擬授業を学生の前でやれたら、もっと良かったと思います。同じ内容でも日本人の先生の前でやるのと外国人の学生の前とでは別物だと思うし、その方が実際の授業の雰囲気を掴みやすいと思います。
中級、上級では一度に教わる事の量が多くて、頭がパンクしそうになることもありました。ですが、今教えている初級とはまた違う教え方、学生が分からないポイントが少しずつ掴めてきた気がします。 入試関係の情報や試験対策のやり方などもすごく勉強になりました。
この講座を通して、ただ教えるだけではなく、学生の疑問に気づける授業、分かりやすい授業をするのに必要なことを学べたと思います。
中級講座を受講して / Kさん ⇒ 日本語教師として働きながら受講
教案の作り方、授業の進め方、説明の仕方、学生への当て方、どれも、非常に勉強になりましたが、とにかく実習中心で徹底的に実践型であったこと、すぐに実際の授業に活用できたことが一番良かったです。
現場では実際に詳しく聞きたくても聞けないことも多いです。今回は実習の時間も長く、少人数でしっかりと教えて頂けました。受講前は自分の授業に自信が持てなくて、毎日本当にしんどかったのですが、この講座を受けたことで、もちろん直すべきところばかりですが、多少なりとも自信を持って授業に臨むことができるようになりました。急な変更などにも対応して頂きありがとうございました。
実践講座全10回を受講して / Kさん ⇒ 受講後、本校講師として現在も勤務
検定試験合格のみで臨んだ実践講座でした。何もかも初めて、特に最初の3回は右も左もわからない状態で、受講後に自身の不甲斐なさに落ち込む日々でした。回数を重ねるにつれて、講師の先生方のフィードバックがいかに貴重で的を射たものか、初心者なりに理解できるようになり、一言一句聞きもらすまいと毎回必死だったように思います。こちらからの質問が多く時間内に終わらない時も、嫌な顔ひとつせず丁寧にご回答頂き感謝しています。
受講するまではネット上にある情報しか知り得ませんでしたが、それらは実際の現場で必要な物とはかけ離れているように感じます。日々教壇に立たれている方から学ぶ“ちょっとしたコツ”、その有意義さたるや。解説書を読むより座学に励むより、もっとずっと近道で確実。その名の通り、まさに実践講座でした。回数も時間も限られているので非現実的な話ですが、全ての課・文型について学びたいくらいです。
授業の導入にあたる部分が講座の大半を占めていた為、4コマ通してのイメージが自分の中では最後まで少し不明瞭でした。実際に授業が始まり、初めて全体像が見えたように思います。導入以外の部分も自分からもっと質問すべきでした。反省点もあるとはいえ、この講座を受けずに日本語教師としてのキャリアをスタートさせるのは不可能だったと思います。お忙しい中、時間を割いて頂いた講師の方々には感謝しきれません。ありがとうございました。
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